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表現とクリエイティビティ
言葉にならない気持ちを、何かのかたちにしてみること。それは、自分の内側を整理するための、とても自然な営みです。このカテゴリーでは、表現することと心の健康の関係、アートセラピー的な視点について書いていきます。また、クリエイターや感受性の強い方が感じやすい「周囲とどこかずれている」という感覚——その豊かさと、時にそれが孤独につながる体験についても、丁寧に取り上げていきます。


なぜ、表現することはこんなにも難しいのか——アートセラピーの視点から考える表現へのバリア
「もっと自由に表現できたら」と思ったことはありますか。 絵を描いてみたい。何か作ってみたい。でも、なんとなく手が止まってしまう。 うまくできないかもしれない。センスがないかもしれない。人に見せたら恥ずかしい。 気づけば、そんな声が頭の中に積み重なって、白紙のまま終わってしまう。 表現したい。その気持ちは確かにある。なのに、それを阻む何かが、同時に存在している。 そんな経験、あなただけではないと思います。 わたし自身も、アートセラピーを学ぶ大学院生だった頃、「自由に表現してください」という課題の前で、何度も手が止まりました。表現することを学ぶ場所にいながら、表現できない自分がいた。その経験が、ずっと心の中に残っています。 この記事では、なぜ表現することがこんなにも難しく感じるのか、その理由を一緒に考えてみたいと思います。 クリエイティビティは、誰の中にもある そもそも、表現したいという気持ちはどこから来るのでしょうか。 心理学者のカール・ロジャーズは、人は誰しも、自分の内にあるものを広げ、育み、成熟させていこうとする力を持っていると言いました。自己

Yasuno Yoshizawa
May 97 min read
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